持久トレ鍛錬

『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を読んで変わった練習設計~強度別トレーニングの効果とトライアスロンへの応用~

持久トレ

トライアスロンやランニングのトレーニングにおいて、「いま自分がやっている練習は何のためなのか?」と考えたことはありませんか?
私自身、そうした疑問を抱えていた時に出会ったのが、ランナーにとってのバイブルとも言える一冊、『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』です。

学生時代に陸上競技の経験がなく、ランニングに関する知識のバックボーンがない状態でもかなりわかりやすい内容でした。

今回は書籍の概要紹介と、自分のトレーニングプランへの組み込みについてご紹介します。

私はトライアスロンもやっているので、トライアスロンの練習への組み込みについても考察しています。

『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』とは?書籍の概要と特徴

「世界一のランニングコーチ」と称されルジャック・ダニエルズが書いた書籍です。

1冊を通してランニングにおけるトレーニング理論や生理的反応、それを踏まえた精神面との向き合い方を記しています。

特に以下の2点について深堀している書籍です。
・強度ごとのトレーニングの効果や生理学的反応
・上記を満たすために最低限のトレーニング負荷をかけることが重要である

また、後述する各強度のトレーニングを簡単に算出できる VDOT表 もかなり便利で、これを参照する為だけにでも持っておきたい1冊です。

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第4版 [ ジャック・ダニエルズ ]

価格:2420円
(2025/8/2 06:37時点)
感想(1件)

トレーニングへの組み込み

書籍を読んでから、以下のような組み立てで練習しています。

Eペースでの帰宅ラン

帰宅ランの際、Eペースの心拍数を意識するようにしました。
荷物を持っていることから、速度で測るのは適当ではないという判断です。

とりあえずその日走れる最大速度で走っていた時と比べ、心理的にも肉体的にも継続が容易になっています。
最も走行距離と時間を稼ぐ種目です。

心筋発達、毛細血管生成および疲労回復が目的です。

Iペース(1000×5)

なるべく週1以上インターバル走を入れるようにしました。

VO2Max の向上が目的です。

クルーズインターバル

閾値ペースでの走行です。

最終的には20分走をしたいのですが、なかなか持たずに10分×2のインターバルにしています。

VO2Max に対する LT値の割合の向上が目的です。

今後の展望

ポイント練習はTペースを増やすべきではないか

同VDOTにおける、Iペースのトレーニングを達成できる一方でTペースは未達が多いです。

そもそもクルーズインターバルから脱せていません。

ランニングの習熟度を考えても、VO2Maxを上げるよりもVO2Maxに対するLTの高さの割合を上げる方がハードルは低そうです。

ポイント練習の割合を増やすべきではないか

現在週に2~4時間ほどロードバイクのパワートレーニングを行っています。

SSTと呼ばれるトレーニングをしているのですが、心拍数的にはEペースランの範囲内です。

ランニングの距離を稼ぐという意味でEペースランを続ける意味はありますが、心筋や毛細血管の発達という意味ではEペースの割合を少し下げても問題ないのかもしれません。

補足

Eペース、Tペース、Iペースって何よ!?
という方は心配ありません。
ペースの説明や、あなたにとってのE/T/Iペースが何なのかは書籍を読めば1発で分かります。

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